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■意識を失ったり死亡することも
人の体温は36.5℃前後に保たれていて、暑いところでは汗をかくことで体温を一定に保っています。ところが温度や湿度が高く、風がない時などは、汗が蒸発せずに体温調整がうまくいかなくなる場合があります。ひどいときには意識を失ったり、死亡したりするケースもまれではありません。その熱中症は、3つのタイプがあります。
●熱けいれん
大量に汗をかいた時に水だけを補給し、血液中の塩分が急激に薄まることにより発症します。作業中や作業後2〜3時間のうちに、痛みをともなう筋肉のけいれんや、吐き気、嘔吐、全身の倦怠感などが起こります。
●熱疲労
いわゆる脱水症状(水と塩分の強度の喪失)によって起こります。全身の倦怠感、脱力感、めまい、吐き気、嘔吐、頭痛、発汗多量、体温上昇(37.5〜39.0℃)、意識障害などの症状が現れます。
●熱射病
皮膚の血管の収縮にともなって、体から発生した熱が放散できず、脳にある体温調整 中枢にまで障害が及んだものです。体温の異常上昇、意識障害、血圧低下、けいれん、 めまいなどの症状が現れ、死亡する場合もある危険な状態です。
■熱中症の予防のポイントは
(1)水分と塩分を十分に補給する
一度に多量の水を飲むと、熱けいれんを起こす場合があるので、汗をかく前から少しつつ(100〜200ml)何回にも分けて飲むようにします。その際、スポーツドリンク、冷水と梅干しなどを用意し塩分の補給にも心がけます。
(2)日常の健康管理を大切に
睡眠不足や疲労時、また二日酔いでの作業は熱中症になりやすく危険です。日頃から、睡眠、休養、栄養を十分に取り、体調管理が重要です。
(3)作業中に適度な休憩を取る
日中の作業では、途中で適度の休憩を取ってください。快適に過ごせる休憩場所で、水分を補給すると同時に、頭部や身体を冷やして体温調節を行いましょう
■意識を失ったり死亡することも
熱中症が起きた場合、すぐに応急手当をします。日の当たらない木陰や、冷房の効いた部屋など、涼しい場所で衣服をゆるめて、足を高く、頭を低くして安静にさせ、スポーツドリンクなどを与えましょう。熱けいれんの場合、塩を舐めさせてから水を飲ませます。
なお、意識障害がある場合や、ぐったりしていたり、名前を呼んでも反応がないときは、一刻も早く救急車を呼びます。
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