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手ごろな投資額と高い入居率で : 戸建て型賃貸住宅じわりと浸透

■入居者ニーズにマッチする戸建て型

 土地資産の活用として、土地所有者が賃貸用アパート等の集合住宅を建築・運営するケースは多くありますが、近年、アパートではなく戸建て型の賃貸住宅を建築する例が増えています。

 その理由は従来の賃貸アパートよりも投資額をかけずに高い入居率が期待できるため。ある住宅メーカーの社長は「将来が見通せないなか、アパート建築等の大きな投資をするのが不安という人が戸建て型賃貸に目を向け始めた」と述べています。

 また、騒音や振動等の問題を気にせずに暮らせる戸建てに住みたいと思いつつも、所得環境の悪化で住宅購入に踏み切れない層に戸建て型賃貸を望む声が多くあり、借り手側のニーズも高まっています。

 住宅メーカーも市場拡大を見込み専用商品を投入。従来の戸建て住宅と同じ工法で建築し、庭・ガレージ付きで1棟1000万円ほどの住宅商品や様々な敷地や条件に対応できる88のプランを用意し、2棟セットで1棟あたり800万円弱の住宅商品を投入しています。

■高い入居率と安定した収入

 投資額の他に戸建て型のメリットとして、「高い入居率」と「安定した賃料」が上げられます。集合住宅と異なり、庭や駐車場がある戸建て型の場合、駅から多少距離があっても問題がなく、周辺の物件よりも高い賃料を設定しても入居者が早く決まるケースが多くオーナーも安定した収入を見込めます。

 賃貸住宅の新設着工戸数は減少傾向にありますが、戸建て住宅への需要は大きく、国土交通省によると「望ましい住宅形態」として「戸建て」を選んだ回答は約8割に上ります。そのため、戸建て型賃貸の入居期間も長い傾向にあり、平均入居期間は約11年と賃貸住宅の約2倍強とのデータがあります。



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